クルーズ特集｜旅行｜株式会社アイラス

特集日本国内や世界各地のみどころ紹介から業務渡航に関するノウハウまで、様々な切り口とテーマで旅行に関する情報を判りやすく発信していきます。

はじめに

近年、利用者数が伸びているクルーズの旅。一時期は新型コロナウイルスの影響でお客様の数は減りましたが、最近では回復傾向にあります。

ただひと口に「クルーズ」といってもその種類は様々。数千人が乗船する大型の船で移動し夜な夜なショーやディナーを愉しむという、いわば日本人が一般的に「クルーズ」と訊いてイメージするものから、１００人程度のキャパシティで秘境を旅する小型探検船まで、いろいろな種類のものがあります。

日本は「海洋国家」でありながら、いままでクルーズはそれほど注目されていませんでした。理由はいろいろありますが、一般的に長期間の旅となるクルーズに参加するだけの時間的・金銭的余裕が無い人が多いということや、日本人が、言語や文化の壁から「井の中の蛙大海を知らず」となっていることが挙げられるのではないでしょうか。事実、世界には多くのクルーズ会社があり数多のクルーズ船がありますが、現状、日本船籍のクルーズ会社はわずか３社３隻となっています（しかも23年1月に1社1隻が事業撤退を予定）。

しかし世界に目を向けると、非常にさまざまなクルーズ船が数多くあります。ここで紹介するものはそのごく一部ですが、すべて弊社でお手配可能な船会社の情報となります。ぜひこれを機会にクルーズの旅についてご検討してみてはいかがでしょうか？

種類とカテゴリー
クルーズ選びのポイント
クルーズ会社の一覧
おすすめツアー

クルーズの種類とカテゴリー

世界にたくさんあるクルーズ船ですが、会社によって「カジュアル」「プレミアム」「ラグジュアリー」の3つに大きく分けられます。ホテルでも星の数で高級かどうかが示されるのと同じ感覚と思っていただければ大丈夫です。「カジュアル」は大きな船でよりお得に、「ラグジュアリー」はより小型でお値段も高級になります。

カジュアル

３～７泊のクルーズが中心で価格もお手ごろです。ファミリーで旅行するときなどは飛行機の旅よりもリーズナブルになることも。また、ドレスコードのフォーマル度合いも高くないため、お気軽にご乗船いただけます。

お食事やエンターテイメントの選択肢が多いのも特徴で、ファミリーや三世代に人気です。

プレミアム

7～15泊程度のクルーズが中心です。日本人のイメージするクルーズに一番近いのがこのクラスになります。カジュアルクラスに比べると落ちついた船内の雰囲気が特徴で、ゆったりとした船旅をお楽しみいただく事ができます。夫婦やカップルにおすすめのクラスです。

ラグジュアリー

ワールド・クルーズや２週間～３ヶ月以上に及ぶロングクルーズも設定されています。長い期間を過ごすため、旅というよりも生活という感覚に近く、サービスレベルも至高のものとなります。乗務員一人当たりの乗船客数は2名以下でなかには1.5人を下回る船もあります。オールインクルーシブの船がほどんどで、船上では贅を尽くしたお食事やサービスをお楽しみいただけます。

クルーズ選びのポイント

ご自身にあった船会社を選ぶ

普通のご旅行の場合、まず「○○を見たい」とか「○○に行ってみたい」という動機付けから目的地を選んでから旅行を探しますが、クルーズでは、まずご自身にあった船会社（クルーズ船）をある程度選んでおくのがポイントです。いわば「クルーズ船」そのものが旅行の「目的」でもあるんです。

船会社（クルーズ船）を選ぶうえでのポイント

船会社（クルーズ船）を選ぶうえでポイントとなるのは、カテゴリとコンセプトです。ご自身が探しているクルーズが前述のどのカテゴリーに当てはまるのか、そして、そのカテゴリーの船会社の中からご自身に一番しっくりするコンセプトの会社はどこか、ホームページやカタログなどでじっくりと探すことが重要です。

客室タイプの選び方

客室も様々なものが各船にありますが、おおきく分けると以下の４つに分類されます。

スイート
バルコニー
海側窓付
内側

前述のように、クルーズはいわば船そのものが目的でもあるので、やはりスイートまたはバルコニー付がお勧めです。また、バスタブがあるかないか、についても日本人にとっては大きなポイントだと思います。なお、目的特化型のクルーズの場合は部屋は寝るだけの場所と割り切って、海側窓付や内側船室にするということも選択肢のひとつです。

全体の予算について

どれくらいのお金がかかるか、についても大事なポイントかと思います。どの会社もクルーズ料金には基本的な食事と宿泊は必ず含まれています。しかし「それ以外に何がどこまで含まれているか」は船会社によって異なります。一見クルーズの基本料金がおトクに見えても、乗船後にソフトドリンク１杯飲むにもお金を払う必要があったりして、結果的にクルーズが終わるころには結局たくさんのお金を支払っていた、ということもあります。飲み物や寄港地でのツアー、チップなど、何がどこまで含まれているかをしっかりと確認いただき、最終的にご自身にとってお得になるものをお選びいただくのがよろしいでしょう。